　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０１１年９月１２日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　安西　博
　例年のことですが、寒い冬を迎える前にと、ゆるい趣味の小旅行をしています。生半可な知識と聞きかじりで、仏教伝来コースや少数民族を訪れています。

　今年は、９月２日から三泊四日で、中国福建省廈門をベースに、内陸に１００キロほど入った華安というところの客家の土楼の一つを観てきました。

　台風一過、天気には問題ありませんでした。ここは、凡そ２８０年前、天災や迫害から逃れ、南下して建造、１６０世帯が住んだ大きな円環土楼で、現在も６０世帯が生活しています。この様な生活様式の中から、教育への投資に熱く、多くの賢人、教育者、政治家達を輩出してきた客家の一族の、　歴史を垣間観た気がしました。”質実剛健”の気風というものでしょうか。

他方、福建省は、華僑の郷里でもあります。世界に散って富を得て、故郷の村に錦を飾る今はやりの「絆」というのでしょうか。脈々と続いています。商才長けた人達の豪華な別荘地が廈門市のビーチを賑わしています。

こんな物見遊山をしています。これも健康がペースです。こちら朝晩２０℃。早くも秋
めいてきています。。寒いのは、苦手。しかし、こんな事を言って、福島県民を四半世紀
やっています。写真のコピーを添付します。anzai-chugoku.pdf へのリンク

　安西君の中国福建省厦門の旅を読みました。客家の円形土楼の写真を見て、客家のことがいろいろと蘇りました。
　
平成１８年に、野牛の会の５０周年記念行事で、台湾一周の旅をしました。台中で客家料理を食べました。中華料理は北京料理、広東料理、上海料理、四川料理が四大料理と言われ、客家料理はあまり知られていません。いわば、マイナー料理です。台中で食べた料理も質素でした。

　安西君のレポートにもありますように、客家人は質実剛健と言われています。教育熱心で、結束力の強い民族として知られています。客家料理は、民族性をよく表しています。客家語を守るため、海外在住の客家人は、毎年必ず里帰りするそうです。

　一見地味ですが、客家からはキラ星のような人材を輩出しています。孫文、�讃�拭⇒禔亠院▲蝓璽�▲鵐罅次瞥皛�圈砲覆匹覆匹任后Ｍ禔亠韻狼�臀仗箸蚤耋僂料軼�砲覆蠅泙靴拭�篤銧箸箸靴特里蕕譴討い泙后�蝓璽�▲鵐罅爾蓮▲轡鵐�檗璽襪僚藺綣鸛蠅之昞颪良磴噺世錣譴討い泙后�

　　蒋介石は客家人ではありませんが、奥さんの宋美齢は客家人です。お姉さんの慶齢は孫文の奥さんです。宋姉妹は美人姉妹として有名でした。

実業家では、タイガーバームで財をなした香港在住の胡文虎が有名です。台北の圓山大飯店は宋美齢が建てた建物で、当時は国賓の迎賓館として使われていました。今は観光ホテルとして、金さえだせば誰でも泊まれます。

　台湾旅行の際、南端の墾丁公園に行きました。その近所で昼食を食べました。その建物は宋美齢の別荘だったとガイドが言っていました。この周辺の景色が故郷に似ているそうです。小生は客家の地元に行ったことがないので分りません。

次回、安西君に尋ねたいと思っています。　