何で総選挙
◆突然の総選挙が浮上した。報道機関は総選挙支持とありきの報道をしている。17日に来年の消費税引き上げの可否の判断を絡めて、衆議院解散、総選挙という。消費税問題は法律で決っていることで、景気の上向きに自信がないので解散なのか。秋の改造内閣発足から不適任の女性2閣僚の任命と辞任、他にも問題閣僚ありで泥船内閣の為か。政策法案成立なし。外国飛び歩きの間、国内にドロボーが200隻以上来ても取り締まれない。行詰りなら解散より首相辞任だろう。この方が税金もあまり使わず、この忙しい暮れに迷惑をかけない。
◆思い出すのは、平成19年の参議院選挙の後の国会初日の首相演説直前に、誰も思わなかった安倍首相の辞任表明があった。5年後の一昨年第2次内閣成立の時、何時投げ出すかと思っていたら、ここにきてちゃぶ台をひっくり返した。辛くても大変でもじっと耐え、国民の為に任期一杯務める信念の無しは同じだ。体質DNAは変わらない。
◆選挙結果はわからない。だが野党の弱さがあっても、自民党は議員(294名)の40%を占める2期目が難しい1年生議員(120人)を抱えて、議席は減らすだろう。選挙は常に振り子のように勢力は変わる。与野党切磋琢磨の厳しい政局の醸成で、よい政治に向かう意義はあるのかもしれない。今年の漢字は「熱」と思っていたが「墳」も良い。 |