カレーライスの日
◆1983年1月22日に全国小中学校の学校給食は、米飯促進策でカレーライスだった。そこで「カレーライスの日」が誕生した。老若男女誰にも好まれる食事である。小さな孫のいるおばあさんは、外食時にカレーライスを注文する。家では辛いのが食べられないからという。そこで伊丹十三のエッセイの「最初辛く、食べるほど甘いのが美味しいカレー」との記述を思出す。
◆1772年インドの「カリ」がビクトリア女王に献上され、シチュウに入れたのが発祥で、日本は幕末から明治に伝えられたという。日露戦争の時に兵士の食料で作られ、戦争が終わると兵士は家庭で作り普及したという。単調な船旅で曜日認識に「金曜日はカレーライス」なのは海上自衛隊の艦船であり、海軍カレーは横須賀の名物でもある。
◆我家のカレーライスは、具の目立つ普通である。中学生の頃から家事手伝いは天ぷらとカレーが担当で今も同じでいる。昔の学校給食での体験はないが、信州疎開の頃の風呂屋帰りに寄り食べる真冬のカレーうどんは今も目の前に思いだし、カレーパンを好み、会社帰りの補食に百円カレー店に寄る等もあった。小さい時の食べ物は誰でも好きで、姪などは納豆が、ある主婦は子供の頃に、配給のお酒受領のお使いの帰りに舐めていて、日本酒大好きとの話は蛇足か。カレーのクルクミン・ウコンはボケ防止という今夜はカレーにしよう。 |