平和と核廃絶
★日本を訪れていたフランシスコ教皇は、きょうバチカンにむけ帰国の途についた。教皇は核兵器のない世界に向けた行動を呼びかけ、軍拡に懸念し「すべての指導者が緊急に注意を払い、力を注ぐ必要がある」とある。
★家ではローマ教皇の来日が話題になり、お互いに戦争体験の話をした。小学校入学の年に授業終了後の掃除当番で掃除が終わった時に突然爆弾が学校近くの田に5発落ちた。驚いて疎開先(穂高)の家に逃げ帰った。翌日から1週間腰が立たず「腰が抜ける」を体験した。妻は3歳の時に千葉の実家で、母親の背におぶわれて東京大空襲を見た。空が真っ赤になったことだけ覚えているという。
★米写真家の「焼き場に立つ少年」という被爆地の写真は、1936年アルゼンチン生まれの教皇に、核廃絶を強く訴えるきっかけになったという。世界の核兵器保有国は9ヶ国ある。各国の指導者の生年を見るとトランプ大統領の1946年生まれが年長で、世界の74歳以下は世界大戦を知らない。戦争は全てを無視し失う。まして核兵器の使用が起ったらと思うと恐ろしい。
★文献から 教皇・・全世界のカトリック教徒の精神的指導者をローマ法王と呼んでいたが今はローマ教皇。教皇はカトリック教会の最高位聖職者の称号。バチカン市国(世界最小の都市国家で首都はなくローマ市にある)の元首。
★暦をみたら明治31年(1898年)12月2日はアルゼンチンとの間で修交通商条約が結ばれた日とあり、昨年は100周年記念式典や事業があった。
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