墓参り
★秋分の日、お彼岸の中日は、雨との予報に反し９時頃から日も射して来た。最近、将来を考え同じ霊園に墓地を購入した近くの家がある。ご夫婦が墓地確認で行くとの誘いがあり、妻は車に同乗して墓参に行った。軽自動車で歩行器が乗らないので私は残った。
★我家の墓地の購入は半世紀以上も前である。霊園事務所に近い所にした。ポツリポツリと墓石が出来、区画が埋まったのは十年後位であった。隣の３区画は売り出さず、遠くの区画から販売されてきた。
★ところが最近十年前頃から息子が気がつき、よく見ると周辺墓地があちこちで更地になってきた。世の中では、墓じまいの話が多くなった。墓地は権利書・墓石は購入、手続で親族の引き継ぎは出来る。しかし、引き継ぎがない場合つまり管理料が払われなくなった時、無縁仏として他に埋葬の所（昨日聞いた話）があるという。墓地と墓石は霊園に移る。
★最近三年位前から、今度は更地の所に墓石が立ちはじめ全てが埋まっている。そして、半世紀も空地区画の墓地が売り出され、瞬く間に埋まってきた。近くの家もその頃に買われた。墓でもご近所となっている。
★今年春は墓参したが、更にびっしりと墓石が建ったという。誰でも遺骨を手元に置けず、墓地と思う人が増えたのだろうか。妻の墓参は何時もの通り掃除などで一時間位かかり、隣の千葉に住む姪管理の墓を含め無事済ませたという。親父は先立だった母の墓参に行くと、気持ちが良いとよく話した。この年になると気がかりなもので安堵した。